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読書感想文
山田製作所の中川です。
今回は芥川龍之介の「杜子春」を読みました。
ある夕暮れに杜子春という男が洛陽の西の門の下にぼんやりと空を仰いでいました。
もとは、金持ちの息子でしたが、今は財産を費い尽くして、その日のくらしにも困るくらい、憐れな身分になっているのです。
ある老人が杜子春に「お前は何を考えているのだ。」と聞きました。杜子春は「今夜寝る所もないので、どうしたものかと考えているのです。」と答えました。老人はしばらく何かを考えているようでしたが、やがて、往来にさしている夕日の光を指しながら、「この夕日の中に立って、影が地に映ったら、その頭に当たる所を夜中に掘ってみるがいい。きっと車いっぱいの黄金が埋まっているはずだから。」と杜子春に言いました。
そして、杜子春は一日のうちに、大金持ちになりました。大金持ちになった杜子春は、すぐに立派な家を買って贅沢な暮らしを始めました。
毎日友人を呼び酒盛りをしていました。
しかし、いくら大金持ちでも、お金には際限があるので1年2年と経つうちには、だんだん貧乏になりました。貧乏になると昨日までも来ていた友人も、門の前を通っても挨拶1つして行きません。1文なしになった杜子春に宿を貸す人も水の1杯も、恵んでくれる人もいません。
また、あの時の老人があらわれ以前と同じ質問をします。杜子春も以前同じ事を答えます。老人は「今この夕日の中へ立って影が地に映ったら、胸に当たる所を、夜中に掘ってみるがいい。きっと車いっぱいの黄金が埋まっているはずだから。」と言いました。その翌日からまた、杜子春は大金持ちに返りました。そして、3年経つ頃にはすっかりなくなっててしまいました。
また、老人が同じ質問をしました。杜子春は同じ事を答えます。老人が前回と同じ事を言っている途中で杜子春は「お金はもう入らないのです。」と言いました。老人は「贅沢をするにはとうとう飽きてしまったとみえるな。」と言いましたが杜子春は、「贅沢には飽きたのじゃありません。人間というものに愛想がつきたのです。」と答えました。
杜子春は老人を仙人だといい老人の弟子にしてくれと頼みました。その頼みを受けた老人は杜子春と一緒に峨眉山に行きます。そして、峨眉山の幅の広い1枚岩の上におり、何があっても一言も口をきくなと言われました。
杜子春は老人を待っている間魔性に襲われ殺されてしまいます。そして、閻魔大王の元へつき閻魔大王は「峨眉山の上にのぼっていた」と聞きました。杜子春は老人の言いつけを守り口を聞きませんでした。その事に怒った閻魔大王は馬の姿となった父と母を杜子春の目の前でむちで打ちはじめ杜子春は動揺を隠せません。「私たちのことはいいから幸せになりなさい」という母の声を聞いた杜子春は思わず。「お母さん」と叫んでしまいました。
仙人の修行には失敗しましたが、人間らしさを守れた杜子春は喜びを感じていました。それを見た老人は、1軒の家と畑与えて杜子春のもとを立ち去りました。
この本を読んで思ったことは、金の切れ目が縁の切れ目ということと、何があっても親は大切にしなければならないと感じました。また、本当の幸福とは何かと、いうことも考えさせられました。
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中川 | 22:09:40 | トラックバック(0) | コメント(0)
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